「納期厳守」多品種・少量生産を可能とする仕組み(納期・在庫管理)
「多品種・少量生産」専門工場なんです!
当社のゴム成型品は、95%が大手メーカーさんからの受注です。
その受注内容と言えば、 月30個・300個といった補給部品生産が8割を占めています。
その理由は、当社が、大手メーカーさんでは扱いにくい少量品を得意とするところにあります。
多品種・少量生産を可能とするしくみ
生産体系が多品種少量だということは、少品種多量生産と比べて、日々変化がより多く起こるということ。
多品種少量生産では、生産する製品が毎日変わります。
それに合わせて、材料・金型・設備調整・仕上の仕方・検査員の見方・梱包・出荷、全てにおいて連動して変化します。
少量多品種生産は、多量少品種生産では対応しきれない変化に耐えられるだけの柔軟性が必要となります。
当社では、それがしくみとして現場に根付いています。
24台の成型機を1か月の生産計画に合わせ、柔軟に変則的にも対応できるよう組み合わせて計画します。
この計画が、生産する製品に細かな変動があっても材料違いなどの類似品を混入させないことにもつながります。
このしくみにより当社では、半年に1回生産の製品から毎日24時間生産の製品まで318種類の製品を生産しています。
当社規定のカンバン表示
多品種の生産では、品違い・類似品混入・材料間違いなどのリスクが高くなる為、防止策の一つとして当社規定のカンバンを全製品に添付しています。
規定カンバンには、製品番号・製品写真・注意箇所・類似品有無などの情報が記載されています。
金具等(インサート材料)専用カンバン
接着処理時の注意点を写真と簡単な言葉で表記。一つの製品に数種類の金具を使用する場合もあるので成型工程まで間違いなくひも付けできるような役目も果たしています。
共用カンバン
を使用し、カンバンの入れ間違えを防止
仕上・検査工程では
全製品に手順書を掲示し、その製品の注視点・マーキング有無・類似品の有無製品の並べ方などの情報を確認。
多品種でもそれぞれの特長を確実に押さえられるよう工夫しています。
金型の管理
少量生産の金型であっても、当社で大切にお預かりしています。
少量品の在庫管理
製品ごとに在庫表を作成し、製品と合わせて管理しています。
出荷前には在庫数をチェック。出荷時、出荷数を記入し在庫数を調整。生産数・出荷数・不良数はPCでデータ管理し、データとの相違が発生した場合には、再度現物と照らし合わせて数えます。少量であっても、在庫の管理は確実に行われています。