試作について
ゴム製品の試作を切削成形で行った後、金型成形に切り替えようと思います。問題点はありますか?
ゴム製品の試作を切削成形で行った後、金型成形に切り替えようと思います。問題点はありますか?
< 開発担当者様から質問 >
製品開発の段階で、ゴム製品の試作を切削成形で行い問題なく試作完了しました。
製品化の目途もたった為、金型成形に切り替えて量産を行いたいと思っています。
何か問題となる点はあるのでしょうか?
< ゴム屋魂からの答え >
切削ゴム成形では問題なくできた形状でも、金型ゴム成形ではかなり難しい形状である場合があります。
また最初から形状の見直しをすることになったり、お断りせざるを得ないこともあります。
何故そのような事が起きてしまうのかというと・・・
金型成形の場合、型にゴムを流し込み焼き固めた後どのようにしてゴム製品を脱型させるかがポイントとなります。
切削で行った試作の段階では、切削成形に問題がなければそのまま試作は完了します。
「よし、量産だ!」と弊社にご連絡があり図面を見せて頂くと、
「これは脱型のしようがない・・このまま切削成形で行うしかありません。」
とお答えするしかなくなってしまうのです。
私達ゴム屋魂は、金型ゴム成形の依頼を受ける際、お話を聞きながら
「これはどのような型割にするのが良いか。」を常に頭の中で描いています。
切削成形での試作終了後、金型ゴム成形での量産をお考えの場合には
この事例のようなことが起こりうることをご注意ください。
ゴム屋魂では、簡易アルミ型で行う試作・少量専用サービスを行っております。
このサービスでの試作完了後、心配なくスピーディに量産体制へもっていくことが可能です。
投稿:大藪め