その他の技術について
2種類の金型ゴム成形とは?
たい焼き器のような金型にゴムを入れて成型する方法。
その成型機には、インジェクション、コンプレッションの2種類があります。
インジェクション
あらかじめ加熱された金型に溶かしたゴムを注入し、圧力をかけ、成型する。
生産性に優れ、製品寸法・微細構造の安定化が計れる。
金型の温度は、常に163℃~175℃を維持。成型時間は4分~15分(材料の条件により異なる。)
1工程の完成個数は、金型の取数によって1個~10個など様々。
製品の大きさによっても、取数は異なる。取数が多いと、金型製作費は高くなる。
コンプレッション
計量した一定のゴムを加熱した金型にセットし、圧縮成型機で加圧して、成型。
金型温度や成型時間はインジェクションと大差はない(材料の条件により異なる)同形の色違い品や、材質違い品など試作でいろいろ比較したい場合に向いています。
インジェクションは、自動で行う工程が多いのに対し、コンプレッションは圧縮成型機で加圧する以外は手動のため1工程に時間がかかる。