引裂きに強いゴムの配合は?
ゴムの配合は様々です、使用目的、環境、等を考慮し配合を立てます。
今回は引裂きの強さとの事で調べました。
例を挙げると、耐熱性、耐オゾン性、耐寒性などが優れた
エチレンプロピレンゴム(EPDM)でどの様な配合が可能かを検討した。
まず、原材料です、エチレン含量とム-二-粘度が高いゴムが有利であり、
次に、補強剤のカ-ボンブラック(CB)を選ぶ、
カ-ボンの種類では違いは見られない。
次に、CBカップリング剤、CBの分散性向上とEPDM-CBのカップリング効果
を狙い、カ-ボンブラック用カップリング剤を使用(NRに対する有効性が認められている)。
次に加硫剤だが、EPDMはNBRと並び、硫黄の分散が困難なゴムであり、
加硫剤の分散状態と架橋密度は引裂きに大きく影響を与える、
油処理硫黄か多硫化物(バルカ-)で分散力を高める。
最後は、成型時の加硫条件です、
やはり引裂きには長い加硫時間を与えることで良い結果が得られる。(170℃ 20min)