ゴム加工について
高温・低温でも安定した性能を保てるゴム素材は選べるの?
大丈夫です。
ゴム素材と言っても、いろんな性質を持つ中からの選択が可能です。
一般的に、よく使用されているゴム素材の中からですが。
ゴムの特徴である、弾力性(伸びる・変形(ひずみ))動的特性
応力(元の長さに戻る・元の形状に戻る)静的特性が有る事でゴム部品の性能を発揮しています。
その為に、ゴム素材の設定が部品の性能(特性)・寿命(劣化)に大きな影響をします。
一般的なゴムの有効使用温度としては-40~200°とされています。
ベースゴムにより異なりなすが、低温域ではゴム繊維の結晶化により(ゴムが硬く)なる事により性能の低下、高温域ではゴム繊維の(軟化により柔らかく)なり性能の低下があります。
ゴム屋魂では、使用条件に合わせたゴム素材の提案をします。
例として ※使用目的・配管ガスケット ※使用条件(屋外・紫外線影響を受け・油の影響有り・振動有り・ひずみ有り)使用温度 -10~90°
例の条件で、優れているゴム素材は、フッ素ゴム(FKM) 引張強度・反発弾性・耐摩耗性・耐オゾン・耐油・気密性・温度領域-20~200°と優れているのですが高価格となり、製品単価が高額になってしまいます。
それよりも、クロロプレンゴム(CR) フッ素ゴムと同じ性質(特性)持ち 温度領域ー20~100°になるのですが部品使用範囲内で、フッ素よりも安価で物性性能の変わらないのでCR素材の提案をおすすめします。
投稿者 本宮