2019.04.17
吸盤つきゴム製品(簡易アルミ金型で試作、少量品を作製にコストメリットを出す)
試作開発案件。
全ては見せられないですが、吸盤つきゴム製品のアイディア製品を作りたいお客様よりご相談がありゴム屋魂の出番です。
① ゴム屋のおいちゃんが丁寧に(形状まで)と目的、使用環境をお伺いする。
② CAD作成後、PDFにてモデリングをお客様に確認して頂き、イメ-ジを共有し、了承後、金型を作製する。
③ 成型金型を簡易アルミ金型にすることで、少量試作におけるイニシャルコストを下げる。
④ 材料を選定し、成型する。
今回はシリコンゴム硬度15度の材料で、吸盤の形状を作製することが非常に簡易アルミ金型を作製するメリットを出すことができました。低硬度ゴムは切削成形には不向きであり、形状も吸盤形状となると非常に高度となり、コスト面でも高額になる、量産金型で作製するとイニシャルコストは高くなります。材料においても成型時には非常に苦労いたしました。
ゴム全般に言えることですが、極端な硬度(高高度、低硬度)は非常に加硫成型がしずらく、今回は吸盤が付いている本体が厚みがありゴム量も少し多い状態の製品であり、温度を少し下げ、長時間加硫を行いました。
黒色はシリコンに少量のカ-ボンを入れ着色を行い、シリコンだけより少し強度は増しましたが、その分成型にさらに条件が厳しくなり苦労いたしましたが、お客様に納得して頂けるモノができました。