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コンクリート素地のダクト作成について、ボイド管をゴム成形し解決しました。


コンクリート素地のダクト作成について、ボイド管をゴム成形し解決しました。

機械式鉄筋の定着部を無収縮モルタルで定着するためのコンクリート素地製ダクトを形成する用途で、弊社が製作したゴム製ボイド管を使用いただいております。

紙製ボイド管からゴム製ボイド管への変更メリット

1. 耐久性の向上

 ・耐水性:  紙製のボイド管は湿気や水に弱く、特に雨天時や湿気の多い環境では劣化や破損が起こりやすいです が、ゴム製は耐水性が高く、こうした環境でも性能を維持します。

 ・耐久年数:  ゴム製のボイド管は長期間の使用でも形状を保ちやすく、紙製に比べて劣化しにくいです。
30回以上の再利用が可能です(再利用回数は、使用条件により異なります。)

 ・優れた強度と防錆性能: 十分な強度を持つ凹凸のあるダクトをコンクリート素地で成形することが可能です。従来の鋼製シースを使用した場合に懸念される定着部の腐食リスクを完全に排除できます。

2. 柔軟性と施工性

  • ゴムは柔軟性があるため、曲がりやすく複雑な形状の施工にも対応しやすいです。
  • 施工中の衝撃や振動に対してもゴム製の方が破損しにくく、取り扱いが容易です。

3. 環境への耐性

  • ゴム製ボイド管は、化学薬品や油分などにも耐性があり、特定の条件下(例:工場や化学プラントの近くなど)で優れた性能を発揮します。
  • また、高温や低温にも比較的強く、幅広い環境で利用可能です。

4.  環境配慮

ゴム筒(ボイド管)は30回以上の再利用が可能であるため、産業廃棄物の発生抑制に寄与します。

6. 経済性

初期費用はゴム製の方が高くなることが多いですが、長期的には耐久性が高いため、総コストを削減できる場合があります。

 

採用の背景

インフラ建設における品質向上と持続可能性の実現を目指す中で、弊社のゴム筒製品(ボイド管)をご採用いただきました。この製品は、施工現場の作業効率を高めるだけでなく、長期的なメンテナンスコストの削減にも貢献するものとして高い評価をいただいています。
*現在、このゴム筒(ボイド管)は三井住友建設株式会社様に採用されており、高い評価をいただいております。


今後もゴム成形の技術力で建設現場の課題解決に貢献してまいります。

①芯材をセットした状態のゴム筒(ボイド管)

②コンクリート硬化後、ゴム筒(ボイド管)抜き取りの様子

③コンクリート素地ダクトの完成

コンクリートの穴開け、ボイド管についてお困りの方はお気軽にご相談ください。
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