二色成形(多層成形)技術への取り組み
今回は、数年前からの取り組みをしていた二色成形(二層成形)への技術向上への活動について書きたいと思います。
まず簡単に成形加工は、金型(作る物の形を彫り込んだアルミ材・鉄材等)で作った金型へ材料を充てんをして形を作るのですが。
基本的に、一種類の材料で行うのですが。
今回は、金型と言う容器へ二種類の材料充てんするという成形加工なのですが。
聞いた感じでは、簡単に加工出来そうに思えるのですが・・・全然難しい~
試しにと、やってみたら全然狙いの場所に材料を置く事も出来ず、二種類の融合ラインも振れてしまいで・・・
始めて試してから、築けば3年がたっていました。
今回、くだらない物への出展物で使う物でこの二色成形が必要不可欠と、今回の出展物の構想を聞いてからこれは難題だ・・・これは面白くなりそうだ~
さて~どうやって成形したら良いかをシミュレーションしつつ今までの試して来て失敗した事等を振り返りながら成形条件等こうしたら上手くイメージどうりに成形出来ないかと~何パターンかの成形条件等を考えトライ結果は良好な感じでした。
昔の二色成形トライ品です、融合ラインが振れている。
今回の、成形品 材質は黒 EPDM-40° 青 EPDM-50°で色の二色成形と硬度違いの成形で有ります。
こちらは、EPDM-50° EPDM-40°の6層の成形品です。
これは、Q(シリコンゴム)で白-15° 黒-50°での二色成形です。上のサンプル品同様に低硬度・高硬度の成形でも有ります。このシリコンゴム系は通常の成形でも扱いがシビアな材料で難材でも有ります。
自分でも驚きました、3年前は山勘の部分で有り材料の動きが読めず出た所勝負でしたが今では、こうだから・こうなるで・こうできる。条件等のレシュピの幅も増えており問題点に対しても対応策が出てくるようになっておりました。
Q(シリコンゴム)白・赤共に15°の二色成形です。
本番用のサンプル品なだまだ詰めて行かないといけないのですがサンプル品同様に自己の技量もさらに詰めていきたいと思います。
投稿者 本宮