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微細盛り溶接 ゴム成形金型・仕上げ溝(噛切り部)復元


金型を使い成形加工する上で、上型・下型との合わせ部のクリアランス精度が重要です。

製品形状を金型で加工する上で製品部とバリ部を区分けしながら、かつ正確に仕上げを出来る様に製品部・バリ部の境目に切り込みを入れているのですが。

この切り込み着けているのが金型の構造で、仕上げ溝(噛切り・食切り)と言い金型製作する際に製品部より仕上げ溝を少し高くする事で仕上げ溝の当たりを強くて、製品部・バリ部を境目で切る事が可能になるのですが。

この仕上げ溝の当たりが、製品の生産数に比例して金型のクリアランスが落ちて行き徐々に仕上げ溝の噛切りが悪くなり、仕上げ工数が増えてしまいます。

そこで、仕上げ溝の当たりの悪くなった部分を微細盛り溶接を行い仕上げ溝の当たりの復元を行いました。

金型の当たり(擦り合わせ)を見ながら盛り、試し焼き出来具合はまずまず。

会社に持ち帰り、他の部分と最終的に盛の甘い部分等の修正し終了。

今回の、作業では仕上げ溝の復元では約0.6mmまで溝の高さを盛り、約12時間の作業時間でした。

まだまだ、盛りの作業時間等技術を習得して物にしていきたいです。

投稿者  本宮