ゴム屋魂ブログ&問題解決事例

福祉補助具をゴムで作製


ゴム屋魂 ゴム屋のおいちゃんです。

今回は福祉関係の補助具をゴムで試作いたしました。

通常の太さでは持ちにくい、力が入りにくい方に取り付けるだけで太さを大きくし、持ちやすくするモノです。

通常市販で購入できるモノは、樹脂製であったり発砲樹脂等を使用し、軽量化されているモノが一般的ですが、

「握っていると硬さを感じる」

「直ぐにボロボロとしてきてしまう」

「煮沸消毒ができない」

「発砲体ですと水切れが悪く不衛生になりがち」

等を耳にいたしました。

そこで、ゴム屋としましてシリコ-ンゴム(今回は液状シリコン使用)し、形状もボ-ルペンやマジックを差しにぎりやすい様に球体で作製いたしました、程よい弾性があり握って心地よい感じになりました、また球体そのものでも指先のみの運動にもお使いでき、少し重たさを感じますが落としても壊れませんし、シリコンゴムなので耐熱性には優れており、煮沸消毒、食器洗浄機にもかけられます。

今回使用した材料は引き裂き力があまり無いので切れやすい材料となっておりますが無理やりな力を加えない限りは切れる事はありません。

まだ、量産までは至っておりませんが材料の選定を進め金型の作製を進め量産する為の第1歩を切りました。歯ブラシ、スプ-ン、フォ-ク等の補助具(下の写真)のこだわりは!

今回の製品は内径外径の間に穴を開ける事により、少しでも軽量化できる事と、内径が広がる力を小さな穴が吸収してくれる、繋がった穴なので水切れが良く衛生的に保つことができる事を考慮して作製いたしました。

また、自立してくれるのでそれぞれの使用者の色分けで専用化するのも良いかもしれません。